恐怖 DUSTER
「これも、私が経験して来た事なんだけどね。14歳からの心は前の心と入れ替わるというより同化するという表現の方があってるのかも・・・」
「同化・・・?」
「そう、同化ね」
「私が、7歳からの麻美の心と入れ替わった後、最初に考えたのが14歳からの新しい心への対抗策なのよ。」
「また、消去されるのは嫌だから一生懸命考えたわ」
「それで対抗策が思いついたの?」
麻美は冷めた表情で首を振り答えた。
「うううん。結局対抗策なんて何も思いつかなかった・・・」
「当たり前だよね、本にもネットにも心が入れ替わるなんて載ってないし、誰も気づかないから知る分けないんだものね」
「だからその事については諦めたわ。精神を強くするぐらいで後はその時に対応しようと決めたの」
「それに・・・私には14歳からの心の対抗策より他に考え行動しなくてはならない事がたくさんあったし・・・」
自分を見つめる麻美の視線に心の奥が熱くなるのを弥生は感じた・・・
「それって・・・私のことだよね・・・?」
そう言う弥生に、なぜか含みのある笑顔を向けて麻美は言った。
「たしかに、弥生の事が何よりも大切な事だったけど・・・」
「・・・でも・・・」
「・・・それだけじゃないんだよね・・・」
なにか含みのある笑顔の麻美の表情を見て、弥生にはその笑顔が魔性の者のように見えた・・・
「同化・・・?」
「そう、同化ね」
「私が、7歳からの麻美の心と入れ替わった後、最初に考えたのが14歳からの新しい心への対抗策なのよ。」
「また、消去されるのは嫌だから一生懸命考えたわ」
「それで対抗策が思いついたの?」
麻美は冷めた表情で首を振り答えた。
「うううん。結局対抗策なんて何も思いつかなかった・・・」
「当たり前だよね、本にもネットにも心が入れ替わるなんて載ってないし、誰も気づかないから知る分けないんだものね」
「だからその事については諦めたわ。精神を強くするぐらいで後はその時に対応しようと決めたの」
「それに・・・私には14歳からの心の対抗策より他に考え行動しなくてはならない事がたくさんあったし・・・」
自分を見つめる麻美の視線に心の奥が熱くなるのを弥生は感じた・・・
「それって・・・私のことだよね・・・?」
そう言う弥生に、なぜか含みのある笑顔を向けて麻美は言った。
「たしかに、弥生の事が何よりも大切な事だったけど・・・」
「・・・でも・・・」
「・・・それだけじゃないんだよね・・・」
なにか含みのある笑顔の麻美の表情を見て、弥生にはその笑顔が魔性の者のように見えた・・・