恐怖 DUSTER
「私ね、弥生を調べるためにあの事故現場にも行ったのよ・・・」
「あの事故現場に!」
驚く弥生の声と共に、その場にいるみんなが麻美を見つめた。
「そうよ、あの事故現場に行けば全てを思い出せるんじゃないかと思ってね」
「それで・・・思い出せたの・・・?」
「うん、思い出せたわ。・・・いや・・・違うわね?」
「違う・・・?」
「そう違うの。思い出したんじゃないの、教えてもらったのよ・・・」
「弥生の事も、千恵や里美の事も・・・そしてあの事故の事も全てね・・・」
「教えてもらったって?・・・誰に?」
弥生だけでなく、千恵と里美も麻美の言葉に注目する。
しかし、麻美は意味深に微笑みながら言った。
「それは、秘密♪」
「秘密!なんでさ?」
千恵が大きな声で不満を訴えるような口調で言った。
「ごめん、今は言えないのよ」
「でも、その人のおかげで私は弥生だけでなく千恵や私が感じる事のできない里美の存在も知る事ができたのよ」
「それからが大変だったのよ!14歳の入れ替わりを迎える年の誕生日の日に、みんなをあの暗闇の場所から解放して入れ替われるようにする計画をたてたの」
「麻美一人で?」
千恵の問いに麻美は首を横に振り言った。
「違うわ。あの人と二人でね・・・」
「あの人?」
みんなは、麻美の口から出る自分達の知らないあの人の存在がとても気になった。
それを察したのか、麻美は自分の唇に人差し指を当て、沈黙の意思表示を示した。
「計画を立てるのは、本当に苦労したんだからね!」
「でも、弥生の存在を知ったから、苦にはならなかったけどね・・・」
そう言いながら弥生を見つめる麻美の視線はとても優しかった・・・
「あの事故現場に!」
驚く弥生の声と共に、その場にいるみんなが麻美を見つめた。
「そうよ、あの事故現場に行けば全てを思い出せるんじゃないかと思ってね」
「それで・・・思い出せたの・・・?」
「うん、思い出せたわ。・・・いや・・・違うわね?」
「違う・・・?」
「そう違うの。思い出したんじゃないの、教えてもらったのよ・・・」
「弥生の事も、千恵や里美の事も・・・そしてあの事故の事も全てね・・・」
「教えてもらったって?・・・誰に?」
弥生だけでなく、千恵と里美も麻美の言葉に注目する。
しかし、麻美は意味深に微笑みながら言った。
「それは、秘密♪」
「秘密!なんでさ?」
千恵が大きな声で不満を訴えるような口調で言った。
「ごめん、今は言えないのよ」
「でも、その人のおかげで私は弥生だけでなく千恵や私が感じる事のできない里美の存在も知る事ができたのよ」
「それからが大変だったのよ!14歳の入れ替わりを迎える年の誕生日の日に、みんなをあの暗闇の場所から解放して入れ替われるようにする計画をたてたの」
「麻美一人で?」
千恵の問いに麻美は首を横に振り言った。
「違うわ。あの人と二人でね・・・」
「あの人?」
みんなは、麻美の口から出る自分達の知らないあの人の存在がとても気になった。
それを察したのか、麻美は自分の唇に人差し指を当て、沈黙の意思表示を示した。
「計画を立てるのは、本当に苦労したんだからね!」
「でも、弥生の存在を知ったから、苦にはならなかったけどね・・・」
そう言いながら弥生を見つめる麻美の視線はとても優しかった・・・