僕の姫~ちっぽけな勇気~
「正解!…ってことで、お前ら今日行ってこいよ。」


一瞬、僕は固まった。


「…はい?」


「だから、知世と行ってこいって。

受験勉強の息抜きに!」


知世ちゃんをちらっと見ると、なんだから目がキラキラしているように見えた。


「光輝!!行こうよ!!」


う…


人混みが苦手だから嫌なんだけど…断れないよ…。


「あー…うん。」


「やった♪

駿ちゃんも行くよね?」


兄貴が行くなら2人で行けばいいのになぁ。


なんて思いながら、兄貴の答えを待つ。


.
< 118 / 151 >

この作品をシェア

pagetop