僕の姫~ちっぽけな勇気~
「どう?ここらへんでいいかな?」


行き着いたのは少し坂を登ったところにある公園。


結構見えそうな気がする。


「そうだね♪

椅子座ろっか。」


「だね。」


そう言って、椅子に座ろうとしたその時…


パーンっ…!


1発目の花火があがった。


少し遠いけど…綺麗だ…。



「ねぇ、光輝。

ともが駿ちゃんを好きって言った時も、ともは光輝が好きだったんだよ?」


え…?


いきなりのカミングアウトに僕は驚きを隠せない。


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