僕の姫~ちっぽけな勇気~
「ただいま…知世ちゃん!」


僕は荷物をその場に置いて走る。


そして、知世ちゃんを抱きしめた。


大学に入ってから、バイトとか課題とか…

色々忙しくてここに帰ることが出来なかった。


「光輝…元気だった?」


「うん♪

そういえば、知世ちゃんもうすぐ短大卒業だね。」


短大に進学した知世ちゃんも、会わないうちにもう卒業を控えてる。


会えなかった日々はこんなに長かったんだ…。


「就職は決まったけど怖いなぁ…。」


「大丈夫だって!!

知世ちゃんなら大丈夫だよ♪」


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