僕の姫~ちっぽけな勇気~
バケツが落ちる…っ!!


「と…知世ちゃん!!バケツが…!!」


僕は思わず叫んでいた。


「え…!?」


知世ちゃん…っ!!


「とも!?」

「危ない…っ」


……ガタッ!!


「…痛っ!…くない…?」


大丈夫だったみたいだね…


バケツが落ちる時に、僕は走って知世ちゃんを守った。


間に合うかヒヤヒヤしたけど…。


「光輝…大丈夫!?」


「うん、大丈夫だよ!

ちょっと…痛いけどね。

バケツ、プラスチックじゃないし。」


実は肩がちょっとジンジンする。


でもたいしたことなさそうかな。


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