僕の姫～ちっぽけな勇気～

「だよね…。

じゃあ駿ちゃん教えてくれるかな？」


兄貴に…ねぇ…


「バイトがなかったら大丈夫なんじゃない？」


兄貴は教職取ろうと思ってるみたいだから、教えることに関しては抵抗ないと思うし。


「ねぇ、駿ちゃんって？」


高田さんが遠慮気味に聞いてきた。


そういえば知ってるわけないよね。


「僕の兄貴だよ。

２つ上でＫ大の１年なんだ。」


「け…Ｋ大!?」


高田さんが驚く。



Ｋ大は県下一の偏差値を誇る大学。


兄貴は中学までは僕と同じ中学だったけど

頭がいいから高校からエリートコースを歩んでる。


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