僕の姫~ちっぽけな勇気~
「入江ってなんとなくひとりっこっぽいのに、そんな優秀な兄貴がいるんだな。」


大西くんが会話にまざる。


ひとりっこっぽい…かな?



頭もいい


外見もかっこいい



何もかも…


僕は兄貴にかなわない。


恋愛でさえも。





「入江くん!」


僕は先生に呼ばれ、成績表を取りにいく。


そして、受け取り中をゆっくり開く。


…ほっ…


意外にいいじゃん。


やっぱり兄貴にはかなわない評定だけど。


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