トリプレ
結局、泉と校内を回る事になってしまった。スズカは、月館君の言う事は聞いた方がいいんじゃないかな?ってビビッてた。
何で、泉と一緒にいなきゃいけないの?怖いよ~…。泉の数歩後ろを歩く。
「食べたいもんとかねーの?今日は俺が奢ってやるからよ。」
「特にない。」
後で請求されそうだし。
「行きたいとこは?」
「別に…。」
余計な事言うと怒られそうだし。
「…俺さ、相良と友達になったさ。だから、お前が相良と話せるようにしてやるから。」
「え!?べ…別にいいよ。私には無理だよ。」
「無理じゃねー!このままでいたって、何も変わんねーんだぞ。他の奴に先越されたら絶対後悔すんぞ。」
「だって…瑞穂と付き合ってるんでしょ?」
「あ…まだ信じてたんだ。あれは違ったみたい。相良は誰とも付き合ってねーって。」
「本当に?」
「本人に確認したから間違いねーよ。」
「…。」
ちょっと嬉しいかも。わずかばかりの希望が見えてきたって感じ。まだほとんど話した事ないけど。
可能性はゼロじゃない。
「今のままじゃゼロだろ。」
「え?今、私喋ってた?」
「独りで喋ってたよ。」
えぇっ!どこから喋ってたの?口が勝手に動くとかアリ?
「少しでも相良に近付かないと、叶わないだろ?」
「でも…どうしたら?」
「だから、俺がなんとかしてやっから。」
「どうしてそこまでしてくれるの?」
「え…あ~幼なじみの親切心だ。」
泉にそんな親切心があったんだ。
何で、泉と一緒にいなきゃいけないの?怖いよ~…。泉の数歩後ろを歩く。
「食べたいもんとかねーの?今日は俺が奢ってやるからよ。」
「特にない。」
後で請求されそうだし。
「行きたいとこは?」
「別に…。」
余計な事言うと怒られそうだし。
「…俺さ、相良と友達になったさ。だから、お前が相良と話せるようにしてやるから。」
「え!?べ…別にいいよ。私には無理だよ。」
「無理じゃねー!このままでいたって、何も変わんねーんだぞ。他の奴に先越されたら絶対後悔すんぞ。」
「だって…瑞穂と付き合ってるんでしょ?」
「あ…まだ信じてたんだ。あれは違ったみたい。相良は誰とも付き合ってねーって。」
「本当に?」
「本人に確認したから間違いねーよ。」
「…。」
ちょっと嬉しいかも。わずかばかりの希望が見えてきたって感じ。まだほとんど話した事ないけど。
可能性はゼロじゃない。
「今のままじゃゼロだろ。」
「え?今、私喋ってた?」
「独りで喋ってたよ。」
えぇっ!どこから喋ってたの?口が勝手に動くとかアリ?
「少しでも相良に近付かないと、叶わないだろ?」
「でも…どうしたら?」
「だから、俺がなんとかしてやっから。」
「どうしてそこまでしてくれるの?」
「え…あ~幼なじみの親切心だ。」
泉にそんな親切心があったんだ。