トリプレ
最後に記念が欲しかった。私が確かに紘貴君が好きだった記念が欲しい。
明日香と瑞穂は奥手だから、きっと何もしないつもりだろう。
仕方ないから二人を連れて紘貴君の元に行った。
「記念に第二ボタン頂戴。」
「あぁ…別にいいけど。」
「明日香と瑞穂の分もね。」
「え?」
私が言わなきゃ何にも出来ないんだから。
「でも第二は1個しかないよ。」
「この二人には何番目でもいいから。」
やっぱり第二ボタンは譲れないかな。
「ちょっと待って。私だって第二ボタンがいい。」
おぉっ!明日香が攻めてきた。
「喧嘩はやめろ。じゃあこうしよう。平等に産まれた順番にする。」
瑞穂が提案した。産まれた順番って…
「そしたら瑞穂が第二じゃん!」
で、私が第三ボタン…。
「それに平等じゃない。」
よく言った明日香。今日は積極的だなぁ。
「じゃんけんで決めよう!」
明日香の提案。
「じゃんけんぽん!あいこでしょ…」
「やったー!私が第二ゲット~!」
「はい。どーぞ。」
紘貴君の掌にはボタンが3個…。
「えっ?どれが第二ボタン?」
「さぁ?俺もわかんなくなった。シャッフルしたから。」
「なんでぇ~?」
「だって喧嘩するでしょ。これで平等。」
なんですとーっ!じゃんけんで勝った意味ないじゃん。
結局、何番目かわからないボタンをもらった。
でも記念になった。
明日香と瑞穂は奥手だから、きっと何もしないつもりだろう。
仕方ないから二人を連れて紘貴君の元に行った。
「記念に第二ボタン頂戴。」
「あぁ…別にいいけど。」
「明日香と瑞穂の分もね。」
「え?」
私が言わなきゃ何にも出来ないんだから。
「でも第二は1個しかないよ。」
「この二人には何番目でもいいから。」
やっぱり第二ボタンは譲れないかな。
「ちょっと待って。私だって第二ボタンがいい。」
おぉっ!明日香が攻めてきた。
「喧嘩はやめろ。じゃあこうしよう。平等に産まれた順番にする。」
瑞穂が提案した。産まれた順番って…
「そしたら瑞穂が第二じゃん!」
で、私が第三ボタン…。
「それに平等じゃない。」
よく言った明日香。今日は積極的だなぁ。
「じゃんけんで決めよう!」
明日香の提案。
「じゃんけんぽん!あいこでしょ…」
「やったー!私が第二ゲット~!」
「はい。どーぞ。」
紘貴君の掌にはボタンが3個…。
「えっ?どれが第二ボタン?」
「さぁ?俺もわかんなくなった。シャッフルしたから。」
「なんでぇ~?」
「だって喧嘩するでしょ。これで平等。」
なんですとーっ!じゃんけんで勝った意味ないじゃん。
結局、何番目かわからないボタンをもらった。
でも記念になった。