トリプレ
学校行きたくないなぁ~。はぁぁぁぁ~…長い溜息。
「琉璃、早くしないと遅刻するよ。」
いつもは先に学校に行く明日香は、昨日の事を気遣ってか私の歩調に合わせて歩いてくれていた。何も知らない瑞穂は、さっさと行っちゃったけどね。
「先に行っていいよ。独りで行く。」
「…わかった。」
はぁぁ…泣き腫らした目、みったくないなぁ。出来れば誰にも会いたくない。
「おはよう。」
早速、知り合いに遭遇!?振り向いたらあの転校生だった。確か…サガラコウキ君。
「あっ…おはよう。」
あれ?話した事あったっけ?
「瑞穂、彼氏いたんだね。見たよ、昨日。公園行ったしょ?」
ん?瑞穂に彼氏なんていた?昨日の公園って…私じゃない?
「それ瑞穂じゃないんじゃないかなぁ。瑞穂に彼氏いないしね。」
「えっと…え?え~と…君、誰?」
うわぁ!この人、私と瑞穂、勘違いして話し掛けてきたんだ。
「私、琉璃だよ。多分昨日見たのも私の事だと思う。」
「あっそうなんだ…。双子?」
まさか何も知らないの?
「三つ子だよ。瑞穂は何も言ってないんだね。」
「三つ子!」
おぉっ!良い反応。
「ホントに似てるね。瑞穂と思って話し掛けちゃった。ごめんね。」
「そうだろうなぁって思った。よく間違えられるから気にしないで。」
相良君は爽やかに笑った。思ったよりも話しやすいなぁ。それに、よく見るとカッコイイじゃん。
なんかいいかも。
「琉璃、早くしないと遅刻するよ。」
いつもは先に学校に行く明日香は、昨日の事を気遣ってか私の歩調に合わせて歩いてくれていた。何も知らない瑞穂は、さっさと行っちゃったけどね。
「先に行っていいよ。独りで行く。」
「…わかった。」
はぁぁ…泣き腫らした目、みったくないなぁ。出来れば誰にも会いたくない。
「おはよう。」
早速、知り合いに遭遇!?振り向いたらあの転校生だった。確か…サガラコウキ君。
「あっ…おはよう。」
あれ?話した事あったっけ?
「瑞穂、彼氏いたんだね。見たよ、昨日。公園行ったしょ?」
ん?瑞穂に彼氏なんていた?昨日の公園って…私じゃない?
「それ瑞穂じゃないんじゃないかなぁ。瑞穂に彼氏いないしね。」
「えっと…え?え~と…君、誰?」
うわぁ!この人、私と瑞穂、勘違いして話し掛けてきたんだ。
「私、琉璃だよ。多分昨日見たのも私の事だと思う。」
「あっそうなんだ…。双子?」
まさか何も知らないの?
「三つ子だよ。瑞穂は何も言ってないんだね。」
「三つ子!」
おぉっ!良い反応。
「ホントに似てるね。瑞穂と思って話し掛けちゃった。ごめんね。」
「そうだろうなぁって思った。よく間違えられるから気にしないで。」
相良君は爽やかに笑った。思ったよりも話しやすいなぁ。それに、よく見るとカッコイイじゃん。
なんかいいかも。