トリプレ
函館での自由行動はほとんど食べ歩きだった。ハンバーガー、ソフトクリーム、イカソーメン、生キャラメル…絶対太った。今日だけで2㎏は太ったね。もうお腹いっぱいだもん。
「次何食べる~?」
マジか~。まだ食べるの?モモの胃袋どうなってんの?
「ちょっと休憩しよ。もうお腹いっぱいだよ。動けない。」
「えぇっ!まだ少ししか食べてないじゃん。イカメシ食べようよ。」
「米はムリ…。」
「しかたないなぁ。じゃあちょっと休むか。」
私達のグループは赤れんが倉庫前の海が見えるベンチに座った。天気も良いし、最高の修学旅行日和だなぁ。
まったりしてたら他のグループの声が聞こえてきた。その中に聞き覚えのある声!間違いなく相良君だ!
「相良く~ん!」
私はお腹いっぱいなのも忘れて駆け出していた。恋の力は何よりも強いのだ!
「あ~、え~と…」
「琉璃だよ。琉璃って呼んで。」
「あぁ、そっか。いきなりだとわかんない。」
「どこ行くの?」
「人形のとことかサブちゃんとか。」
「へぇ~いいなぁ。」
「瑞穂は?」
「え?」
何でここで瑞穂なの?
「瑞穂は一緒にいないの?」
「いるわけないじゃん。クラス違うし。何でそんな事聞くの?」
「だって瑞穂いつも独りだから。こんな時でも独りだったら寂しいじゃん。」
「相良君って瑞穂の事好きなの?」
自分で聞いときながら答えが怖い。
「そうじゃないけど、大事な姉妹なんだからもっと大切にするべきだよ。せっかくの三つ子なのに。」
別に三つ子じゃなくても良かったよ、私は。家でも一緒なのに学校でも一緒なんてありえない。
「じゃあね。」
相良君はあっさり去ってしまった。
なんだよーっ!もっと話したかったよーっ!
「次何食べる~?」
マジか~。まだ食べるの?モモの胃袋どうなってんの?
「ちょっと休憩しよ。もうお腹いっぱいだよ。動けない。」
「えぇっ!まだ少ししか食べてないじゃん。イカメシ食べようよ。」
「米はムリ…。」
「しかたないなぁ。じゃあちょっと休むか。」
私達のグループは赤れんが倉庫前の海が見えるベンチに座った。天気も良いし、最高の修学旅行日和だなぁ。
まったりしてたら他のグループの声が聞こえてきた。その中に聞き覚えのある声!間違いなく相良君だ!
「相良く~ん!」
私はお腹いっぱいなのも忘れて駆け出していた。恋の力は何よりも強いのだ!
「あ~、え~と…」
「琉璃だよ。琉璃って呼んで。」
「あぁ、そっか。いきなりだとわかんない。」
「どこ行くの?」
「人形のとことかサブちゃんとか。」
「へぇ~いいなぁ。」
「瑞穂は?」
「え?」
何でここで瑞穂なの?
「瑞穂は一緒にいないの?」
「いるわけないじゃん。クラス違うし。何でそんな事聞くの?」
「だって瑞穂いつも独りだから。こんな時でも独りだったら寂しいじゃん。」
「相良君って瑞穂の事好きなの?」
自分で聞いときながら答えが怖い。
「そうじゃないけど、大事な姉妹なんだからもっと大切にするべきだよ。せっかくの三つ子なのに。」
別に三つ子じゃなくても良かったよ、私は。家でも一緒なのに学校でも一緒なんてありえない。
「じゃあね。」
相良君はあっさり去ってしまった。
なんだよーっ!もっと話したかったよーっ!