トリプレ
コンビニの駐車場に泉がいた。先に見つけたのは瑞穂。
泉は駐車場のブロックに座ってボーッとしていた。
「何してんだよ?」
ぶっきらぼうな瑞穂。
「別に。何かしてるように見えるか?」
泉も愛想がない。いつもの事だけど。
「万引きとか企んでるんじゃないだろうね?」
瑞穂は容赦ない。ズバズバ言っています。
「そんな事するかよ。失礼な奴だな。」
「お前みたいな奴はな、ただでさえ勘違いされやすいんだからまぎらわしい事するなよ。」
「だ~からっ何もしてねって。」
座ってるだけで怪しまれるなんて損してるなぁ。
「早く帰らないとお父さんもお母さんも心配するよ。」
まるで子供に言うような台詞を言ってしまった。
「帰ったって誰もいないからいいんだよ。」
「お父さん出張行ったの?昼間大きいカバン持ってたもんね。」
泉は私を睨んだ。なぜ?
「…出てったんだよ。」
『え?』
「今日、離婚したんだ。うちの親。」
……。言葉が出ない。
「りっ…離婚?」
瑞穂の声も震えていた。
昼間に見た泉のお父さん、ちょうど出て行くとこだったんだ…。うちのお母さんは「いってらっしゃい」って言っちゃったよ。
もう帰って来ないんだよね?泉だって悲しいに決まってる。
こんな時はなんて声掛けたらいいの?
泉は駐車場のブロックに座ってボーッとしていた。
「何してんだよ?」
ぶっきらぼうな瑞穂。
「別に。何かしてるように見えるか?」
泉も愛想がない。いつもの事だけど。
「万引きとか企んでるんじゃないだろうね?」
瑞穂は容赦ない。ズバズバ言っています。
「そんな事するかよ。失礼な奴だな。」
「お前みたいな奴はな、ただでさえ勘違いされやすいんだからまぎらわしい事するなよ。」
「だ~からっ何もしてねって。」
座ってるだけで怪しまれるなんて損してるなぁ。
「早く帰らないとお父さんもお母さんも心配するよ。」
まるで子供に言うような台詞を言ってしまった。
「帰ったって誰もいないからいいんだよ。」
「お父さん出張行ったの?昼間大きいカバン持ってたもんね。」
泉は私を睨んだ。なぜ?
「…出てったんだよ。」
『え?』
「今日、離婚したんだ。うちの親。」
……。言葉が出ない。
「りっ…離婚?」
瑞穂の声も震えていた。
昼間に見た泉のお父さん、ちょうど出て行くとこだったんだ…。うちのお母さんは「いってらっしゃい」って言っちゃったよ。
もう帰って来ないんだよね?泉だって悲しいに決まってる。
こんな時はなんて声掛けたらいいの?