ギブス
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微かに…心地よい風が吹く屋上に…、諒はいた…


何回か…、呼び出し音が…耳元で響いていたはずだったが…

ぷっつり…と、切られた呼び出し音…


「………」


その携帯の液晶画面に表示した名前に、

思わず…、重苦しいため息が漏れた…


少しは…、予想はしていたコトだ…

…と、思った…



諒は、その、携帯を…そのまま…スーツのポケットにしまい…

変わりに…、そのポケットからタバコを1本取り出し、ライターで火を点けた…

その、タバコを吸い始める…
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