ギブス
『…っんん…っ
…あぁ〜…んっ
…も、ダメ…っ』


そぅ…、諒の身体に抱きつき、声を上げた柚葉の身体は…

微かに、ビクッと、させながら…諒の胸の中にもたれかかった柚葉…


『……っ』
【…いまの感覚…っ


さっきのと同じ…っ】


柚葉は、自分の髪を撫でつけている諒に気がつき…

諒の方に、顔を上げた…


「よく…、頑張ってくれたね…」


そぅ、頭を撫でながら言った諒…


『…でも…』
【…このままじゃ…

…先生が…っ】


またも…、不安気な表情を浮かべた柚葉に…


「俺は…、柚葉が…気持ちよく…感じてくれればいぃから…
少しずつ…、覚えていってくれればいぃから…」


その、諒の言葉に…余計、不安が脳裏を掠める…
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