ギブス
『…でも…』
【でも…

ソレじゃ…、先生は…っ】


ソレでも…、不安気な表情をしている柚葉の身体を抱き締め、軽くキスをしてみせた諒…


その身体を…ベッドの上に押し倒しながら…


「君の…身体を…、少しずつ慣らしていって…
ソレから…でなぃとね…」


その…、目の前で笑い掛ける…諒の笑顔に…

余計、涙が込み上げた…


『……っ』
【先生は…、

奏さんが…、さっき言っていたよぅに…

…誰かと、愛し合った瞬間に…死んでしまぅの…っ


そんなコト…、

信じたくなぃよ…っ】


柚葉の身体を抱き寄せ…、諒は、何度も…キスをした…


抱き寄せた…柚葉の髪を…、何度も撫でながら…


「…大丈夫だょ…
柚葉を…、1人にして…死にはしない…」


『…先生…っ』


「君を…1人にしたら…
俺以外の男の思うがままに…染まりかねなぃしねっ」


その、諒の言葉に…言葉を失った柚葉…


『…っえ…っ』


柚葉の、その反応に笑いをこらえながら…


「せっかく…、ここまで調教したのに…
他の男に触れられたくなんかなぃんだよね〜…っ
感じやすぃカラダなのにさっ
でも…、まぁ…俺が死んだら…
仕方ないよね…っ
地獄の底に行ったとしても…、柚葉のカラダを感じやすぃよぅにしたのは…俺なんだからさ…
ゆっくり…、監視するコトにするょ…」


…と、珍しく…屈託なく笑って見せた諒に…

言葉を失った柚葉…
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