ギブス
その、視界の中に…
あるお店があった…
『…っわ…っ』
諒が、指差したお店には、幾つもの天然石で造られたブレスレットや携帯のストラップがディスプレイされ、並べられていた…
諒は、その中の1つのブレスレットを手に取り、隣にいた柚葉に手渡しながら…
「柚葉は、こぅいうの…好きだょねっ
ピンクとか…、好きだもんな…っ」
『…って、女の子は…、こぅいうの好きだょ…っ』
柚葉は、諒から受け取ったピンク色の石や水晶などが煌めいているブレスレットに表示されている…天然石の名前と書かれてあったコメントに惹かれた…
そこには…
『…“7つの光”…っ』
【…“7つの光に愛され、大切な人との絆を深める”…か…
‐大切な人‐
…って…】
柚葉は、すぐ側にいる諒の方を見上げる…
諒は、そのすぐ近くで他のブレスレットなどを見ている…
『……っ』
【…“大切な人”…なんて…
あたしにとっては、たった1人しかいなぃのに…っ
…欲しいな…っ】
…と、柚葉は、そのブレスレットについてあるもぅ1つの表示を見た瞬間…
『……っ』
言葉を失った…
瞬きを繰り返し…、何度、見直しても…
『… 4.800円っ…』
【…って…、
いま、持ってるお金…無くなっちゃぅ〜…っ
ムリムリっ
止めょ…っ】
柚葉は、そのブレスレットを…元あった場所に戻した…
その、柚葉の行動を…、視界の端で捉えた諒は…
「買わないのっ
柚葉に、似合いそぅなのに…」
その、諒の言葉に…
柚葉は、軽く首を傾げながら…
『…だって、いつも着けられなぃし…
無くしたら、困るから…』
…と、言い訳をした…
あるお店があった…
『…っわ…っ』
諒が、指差したお店には、幾つもの天然石で造られたブレスレットや携帯のストラップがディスプレイされ、並べられていた…
諒は、その中の1つのブレスレットを手に取り、隣にいた柚葉に手渡しながら…
「柚葉は、こぅいうの…好きだょねっ
ピンクとか…、好きだもんな…っ」
『…って、女の子は…、こぅいうの好きだょ…っ』
柚葉は、諒から受け取ったピンク色の石や水晶などが煌めいているブレスレットに表示されている…天然石の名前と書かれてあったコメントに惹かれた…
そこには…
『…“7つの光”…っ』
【…“7つの光に愛され、大切な人との絆を深める”…か…
‐大切な人‐
…って…】
柚葉は、すぐ側にいる諒の方を見上げる…
諒は、そのすぐ近くで他のブレスレットなどを見ている…
『……っ』
【…“大切な人”…なんて…
あたしにとっては、たった1人しかいなぃのに…っ
…欲しいな…っ】
…と、柚葉は、そのブレスレットについてあるもぅ1つの表示を見た瞬間…
『……っ』
言葉を失った…
瞬きを繰り返し…、何度、見直しても…
『… 4.800円っ…』
【…って…、
いま、持ってるお金…無くなっちゃぅ〜…っ
ムリムリっ
止めょ…っ】
柚葉は、そのブレスレットを…元あった場所に戻した…
その、柚葉の行動を…、視界の端で捉えた諒は…
「買わないのっ
柚葉に、似合いそぅなのに…」
その、諒の言葉に…
柚葉は、軽く首を傾げながら…
『…だって、いつも着けられなぃし…
無くしたら、困るから…』
…と、言い訳をした…