ギブス
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‐月曜日‐


翌週の月曜日…、少女から大人の女性になった…と、言う変化はあったものの…気恥ずかしさから、ムリに務めて明るく振る舞おう…とした週明け…


学校に向かった柚葉…


『……っ』


教室のドアを開け…、教室に入った途端に…

その教室中にいる生徒たちの視線を感じた…


『…っえ…っ』


ただ…、茫然…と、立ち尽くしている柚葉…

明らかに、周りにいる生徒たちの視線が…今までのソレとは、かけ離れているよぅに感じた…


「…柚葉…っ」


その、柚葉に…すぐ様、駆け寄って来た紗理奈…

紗理奈の瞳だけは、他の生徒たちとは違っていた…


「……っ」


紗理奈が、柚葉の耳元に囁いた言葉…

その言葉に、反応するかのよぅに…柚葉は、黒板に視線を向ける…


「…柚葉、マズいよ…アレっ
他のクラスにも…張り出されてあるみたいだよ…」


そぅ…、耳元で言った紗理奈の言葉に、急に動悸が激しくなり、指先から震えだした…


その、黒板には…いつだったか、裕隆に襲われそうになった時の光景が張り出されてあった…


『……っ』
【…っな…、何で…っ】
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