ギブス
諒は、柚葉の制服のリボンをとき…、シャツのボタンを外し…

露わになった胸元…

右胸の鎖骨の辺りに…、薄いピンク色の…ちょうど蝶が羽を広げたよぅな…そんなアザのアトを見つけた…


『…ッヤ…、止めてください…っ!』


一気に…、溢れ出した涙が…こぼれだした…


「やはり…、見つけた…
このアトは…、俺とお前の…血の契約だからな…」


諒は、柚葉の瞳に溢れだした涙を拭い…

その胸元の…アザに口づけをした…


『…ッイヤ…っ!』


一気に…、涙が吹き出し…

胸元に、傷みが走っていた…
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