ギブス
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『ん〜…っと
隠し味に…お醤油っ』


諒の自宅のあるマンションのキッチンにて…

エプロンを身に着け…、先程から悪戦苦闘している柚葉…


鍋の中では…、グツグツと良い香りを漂わせているカレーが出来上がりそぅだった…



『…っ良しっ… 味見…』



…と、独り言を言いながら…、小皿に持ったカレーを味見した…


『…美味しいかも…っ』


そぅ、ガッツポーズを見せた柚葉…


その時…、玄関のチャイムが鳴り響いた…


その、チャイムの音に…すぐ様、思い浮かんだ人物…


『…先生だっ…』


…と、返事をしながら…玄関まで駆けて行った柚葉…


『…はぁ〜ぃ…っ』


すぐ様、玄関に掛けて置いた鍵とチェーンを外し、ドアを開けた…


「…こら…っ」


ドアを開けた…と、同時に、そぅ言われ…柚葉は、瞬時に瞬きを繰り返した…

玄関に上がり、皮靴を脱ぎ…ネクタイを緩めながら、柚葉の方を軽く睨みつけた諒…


「…ちゃんと、誰なのか…確認してから開けるよぅに…
言ってあっただろ…っ」


また、怒られる…と、思ってしまっていた柚葉は、そぅ言った諒の言葉に胸を撫で下ろした…
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