ギブス
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マンションのエントランスを抜け…、外に出た2人の刑事…

先程…、諒や柚葉の部屋以外の住人たちにも…一通り、昨夜何をしていたか、その時間に何をしていたか…、聞いて回っていた…


「…どぅした、松本…っ」


…と、エントランスの自動ドアを抜けた…と、同時に急に立ち止まった25.6の若い刑事の方を振り返り、言った男…

その、言葉に即座に我に返った…


「あ、すぃません…。
ただ…、さっきの女の子…、どっかで見覚えがあるよぅな気がして…っ」


…と、そぅ言った青年刑事の言葉に…

一通り…、住人たちのコトを大家から聞いていた刑事は…


「あぁ…、6階の〇〇高校の先生の…っ
アレは、そこらの芸能人よりいい男だね…」


…が、そぅ言った先輩刑事の言葉にも…青年は、腑に落ちない…と、言うよぅな表情を見せた…


「どぅした…っ
あの、先生サマ…は、違うだろ…っ
体内から、血液を一滴も失わせる…よぅな猟奇的犯行をやるよぅなヤツじゃない…
あの動揺ぶりは…、事件を初めて知ったかのよぅな口だ…」


「長年の…刑事のカンですか…っ
分からないでしょ
確かに…、あの反応は、他の住人たちと変わらない…
でも…っ」


「…あぁ、確かにな…っ
犯人の目星がつくまでは…、どんな人間でも…疑わしい…と、見ていいだろぅな…っ」


そぅ言い…、その場から立ち去った2人…
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