ギブス
「……っ」


諒は、もぅ1度…

眠りに就いている柚葉の柔らかな頬に指先を這わせ…

その、頬に…口づけを落とした…


そして…

柔らかな…小さな身体を抱き寄せ…

諒の胸元に、柚葉の吐息がかかる…


『…っん…っ』


息苦しさから…過敏な反応を示し…、諒の胸元を叩いた柚葉に、諒はその抱き寄せていた腕を解放した…


『…っ苦しぃ…っ』


…と、涙目になりながら…、諒に訴えた…柚葉…

その、柚葉の反応に、諒は吹き出した…


『…っ酷ぃ…、寝てる時に〜っ』


そぅ、泣きそうになりながら…睨みつけた柚葉…

諒は、その柚葉の身体を再び抱き締め…、その耳元に…


「…柚葉があんまり、気持ち良さそうに寝ているから…襲いたくなった…」


そぅ、耳元で囁いた…
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