ギブス
「おぃおぃ…、お前…あんな小さな女の子がいぃのか
確かに…、可愛いかったけど…まだ、高校生だろっ」


…と、裕也にニヤツキながら笑い掛け…そぅ言った三上に、裕也はワケが分からず首を傾げながら…聞き返した…


「あの女の子は、あの先生サマしか見えていなぃ…
お前の出る幕はナイっ」


その、三上の言葉に、一瞬にして動揺の表情を見せた裕也は…


「っち、違いますよ…っ
誰が…そんな…っ」


珍しく…動揺している裕也に、三上は笑い飛ばした…


…が…


裕也は、昨日から…諒と柚葉のコトばかりが…気になって仕方がなかった…



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