ギブス
『…っあ…っ』


…と、声に出しそぅになった声を慌てて、両手で口元を塞ぎ…

諒を、起こさないよぅに…柚葉は、シーツの上に無造作に置いたままになっていた携帯を掴み、液晶画面を表示させた…


『……』
【…先生の写真…、1枚も…持ってなぃんだよね…っ】


…と、携帯のカメラを表示させた…


携帯のディスプレイ画面に、表示された諒の寝顔…

他の…、誰も…垣間見たコトのなぃような…無防備に近い…その、寝顔に…、自分にだけ…許されたよぅな感覚を感じた…
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