ギブス
『……っ』


携帯の…ボタンを、押した瞬間…に、ほぼ同時に…、無機質に近いよぅな…機械音が響いた…

ソレとは、逆に…胸の中の心音が瞬時に反応し…、一瞬にして…暖かな温もりを感じた…


「……っ」


無機質…な、シャッター音に、ゆっくり…と、瞼を開けた諒…


『…っあ…』


携帯のカメラを諒に、向けたまま…、柚葉は苦笑いを浮かべた…


「…ナニ…っ」


…と、少し…恨めしそぅな眼差しを…柚葉に向けた諒…


『…っあ…』
【ヤバっ…っ

起こしちゃった〜…っ】
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