ギブス
「……っ」


その、柚葉の腕を…難なく掴み…、ベッドの中に引きずり込んだ…その手…


『……っ』


「何か…、隠し事をしている…っ」


覆い被さる…かのよぅに、自分を見下ろす瞳に…、反らすコトなど出来ないよぅな威圧感を感じた…


『…っあ…、あの…っ』


威圧感に満ちた言葉を吐きながら…、その表情も…瞳も…、その言葉とは、違う感情が伺えた…


『……っ』


ただ…、その瞳に…見つめられている…と、言うだけで…

胸元が、早鐘を打ち…

頬が、赤らんでくるのが分かる…
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