ギブス
その…、頬に触れた…微かな温もり…に…

何事か…と、瞼を開けた柚葉…


『……っ』


その、瞼を開けよぅとした瞬間…


その唇に触れた…唇…


『…先生…っ』


瞼を開けた柚葉に、諒は微かに笑い掛けながら…


「そぅだよな…っ
ナニも…、思い出に残るよぅなモノ…、なぃんだもんな…っ」


『……っ』
【…先生…っ】
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