ギブス
昨夜…、諒の自宅のマンションの寝室で…キスをした…

自分の…ハダカまで見せてしまっていたが…

ソレらの全ては…灯りのなぃ、部屋の中でのコト…



昼間…、諒に会って…

あの時のコトが…まざまざと思い出されて来た…



『……っ』
【…ヤ…だ…


何か…、急に…昨日のコト、

思い出しちゃって…


マトモに…先生のカオ、見れなぃ…】


その時になって…

胸元や…、乳房に触れ…唇を這わせた…感覚…

膝を割って…、入って来た…指先の感覚が思い出された…



慌てて…、諒から視線を反らし…俯いた柚葉…

その柚葉の反応に…、またしても諒は笑いをこらえながら…


「…ナニ…っ
思い出してるの…っ
昨日のアレだけじゃ…足りなかった…っ」


そぅ…、耳元で聞こえた声…

その、声だけで…身体が反応を示す…


諒は、その柚葉の首筋に…キスをした…


『…っあ…っ』


その、微かな感触に…身体が過敏に反応する…


「…香水…、つけてくれてるんだな…」


そぅ…、耳元で聞こえた声…


『…っあ…、はぃ…っ
友達が…、あの…同じクラスの相葉さんも…いぃ香りだって…っ』


…と、言いかけた柚葉は…

自分を見つめる諒の表情に、言葉を失いかけた…


「…良かった…っ」


諒は、柚葉の頭を軽く叩く…と、柚葉の横を通って、廊下を歩いて言った…
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