元締秘伝帖(足跡残しの術の巻)
 
と、ここで思ったのが
「結婚相手に小説書いてることを言うか、言わないか」。

言いますね、僕は。
100%。


いや、別に隠しておく必要無いし。

自分が逆の立場だったら、言って欲しいですしね。


「俺、実は小説書いてんだ」

「へー、そうなんだ。
ところで晩御飯のおかず、コロッケで良い?」


ぐらいの感覚なら嬉しいかも。

あんまり首を突っ込まれると恥ずかしいな(^^;)

軽く言って、軽く返事される程度が調度良いです。


重い感じで言いたくないし。

「僕は…僕はね!
野いちごに登録している、ケータイ小説家なんだよ!

西の空に明けの明星が輝く頃…
一つの作品が完結速報に載せられる。
それが僕の作品なんだよ!」


あー、そうですか(^^;)

だからアンヌと結ばれなかったんですって。

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