元締秘伝帖(足跡残しの術の巻)
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高校生の主人公は、いつも登校時の電車で乗り合わせる隣のクラスのヒロインAを密かに気にしていた。
ある時、主人公は「想いを寄せる相手の写真をケータイの待ち受けにして、3日間誰にも気付かなければ想いは伝わる」という噂を実行するが、すんでのところで日頃から仲の良いヒロインBに見られてしまう。
申し訳なく思ったヒロインBは、主人公とヒロインAの間を取り持つことを約束するのだが…
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という冒頭。
その出だしだけ見れば、普通の甘々系恋愛小説と変わらない感じですね。
恋に恋する女子中高生が飛び付きそうな内容だと思います。
…が、しかし。
そこは鬱展開の代表作。
次のページでいきなり最終回に飛びますが、心臓の弱い方は読まないで下さい。
この最終回の展開を読んで、かなり僕も憂鬱な状態になりましたので。