元締秘伝帖(足跡残しの術の巻)
 
【源平討魔伝】

1192年(最近の調査結果から、1185年説も)鎌倉幕府を開いた源頼朝は、実は魔物の力で平家を滅ぼしていた。

平家の武人・平景清は地獄から甦り、頼朝を倒すために三種の神器を集めて単身鎌倉へと突き進む!…という、当時としては珍しかった和風ファンタジーACTゲーム。

ステージは旧国名(備前、信濃など)で呼ばれ、ステージ毎に小、大、平面という異なった3つのモードがありました。

中でも大モードは、当時としては最大級のキャラを表現し、ゲームファンの度肝を抜きました。

また、弁慶、義経、琵琶法師などの[平家物語]に関係のあるキャラクターが敵として登場。

「ぶぅわあぁかあぁめぇぃ!」
(弁慶登場時のセリフ)や
「必・殺・旋・風・剣!
でぃやあぁぁぁぁぁっ!!」
(景清がアイテムで必殺技を繰り出す際のセリフ)
などの個性的な音声が印象的でした。


実はあまり知られていませんが、PCエンジンで続編【源平討魔伝 巻之弐】が出てまして、大モードのみのゲームになってしまいましたが、弁慶や義経に加えて[木曽義仲]がボスとして登場しました。


また、このゲームの開発裏話も有名なエピソード。

開発中、続発する不可解な現象に悩まされた開発チームが御払いに行った時、そういう霊的なことを信じずに御払いに行かなかった一人の開発スタッフが不慮の事故で亡くなりました…

そうしたテーマを書かれている作家さん、御払いに行かれることをオススメします…

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