元締秘伝帖(足跡残しの術の巻)
 
レゴブロックのブースで子供の目には、海賊船の箱が燦然と輝いているように見えたコトでしょう。

「あった!
お母さん、買って!」

「駄目!
今日は見に来ただけだから。
サンタさんに頼むんでしょ?」

子供の速攻に、母親の反射的な防御策。

お約束ですね(^^;)


「すみません。
ありがとうございました」

お母さんは僕に一礼し、家族はその場を去って行きました。


「………」

僕は自分の持ち場に戻ろうとしました。


その時…

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