ギャップ的恋愛論





俺がまだ小2の頃、4つ上の姉貴とともに母親が忽然と姿を消した。






俺の枕元に“怜二ごめんね”って書かれたメモだけを残して。






もちろんショックだったし、悲しくて毎日泣いて暮らした。







なんで母さんは俺を置いて行ったんだよ……






なんで出て行くんだよ……






大人の事情なんて、俺にわかるはずもなかった。







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