ギャップ的恋愛論
俺がまだ小さいからと、ばあちゃんが忙しい親父の代わりに俺を育ててくれた。
建てたばかりのマイホームに、3人暮らし。
悪い噂ってのはすぐに広がるもんで、近所のババア達は俺を見かける度、コソコソと話すようになった。
『あそこ、奥さん逃げたらしいわよ…』
『しかも上の子だけ連れて行ったらしいわね?』
『可哀相に……』
最後には必ずそう言いながら、俺を憐れみの目で見るんだ。
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