ギャップ的恋愛論
そんな俺にもう1つサプライズが待っていた。
「俺さ…、どうやら引っ越す事になっちまった…」
朝からやけにテンションの低いツレの悠紀にその理由を問いただすと、そんな返事が返ってきた。
「何処にだよ…?」
まだ自分の事情を打ち明けてなかった俺は、少しだけ期待しながら尋ねた。
「〇〇県……」
えっ!?マジで??
なんと俺が行く場所と同じ場所を答えた悠紀。
正直、かなり嬉しかった。
一人ってのはやっぱりどこか心細かったし……
その悠紀は、「待ってるから」と翌月には家族と引っ越して行った。
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