ギャップ的恋愛論
怖い顔して睨んでくる朋歌に観念したあたしは、この前の話を全て話して聞かせた。
キスの部分では案の定手を叩いて喜ばれたけど、それ以外は真剣に聞いてくれた朋歌。
「なんかそれって悔しくない?」
話を聞き終えた途端に眉間にシワを寄せている。
そしてパンチを打つ真似をした。
「キモダサ野郎のくせに生意気よ!」
キモダサ野郎のくせにって……
そんな男にコクるよう仕向けたのは、アナタじゃないの?
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