ギャップ的恋愛論

・ドキドキする女






半ば抱えるように連れて来られたのは、近くの公園のベンチだった。






放心状態で座るあたしの足元にひざまずくなり、






「ほら、足……」






躊躇することなくミュールをはかせてくれるさっきの人。







「……はあ、なんかすみません…」






あららら…
なんかシンデレラみたい……






ぼんやりしてる頭でそんな事を考えていたら、不意に街灯に照らされて、その人の顔がハッキリあたしの目に映り込んできた。







………なっ…!?!









`
< 18 / 395 >

この作品をシェア

pagetop