ギャップ的恋愛論
・素直になる女
そういえば……
「祐子にも謝んなきゃね……」
すっかり涙も止まって顔を上げると、朋歌も大きく頷き返しながら笑った。
「そうした方がいいよ。何にも話してない乙葉も悪いんだし、きっと祐子の事だから、今頃しきりに首かしげてるんじゃない?」
わけがわからないって顔して授業を受けてる祐子を思い浮かべて、あたしもつい笑ってしまった。
「うん。謝りついでに今まで嘘ついてた事も全部話そうと思う」
「そうだね。そうした方がいいよ。
神木の事はどうするの?」
「それは……」
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