ギャップ的恋愛論
ど、どうしよう…
いきなり目が合っちゃった……
すっかり動揺していた。
出席を取る担任の声さえも聞こえないくらい。
ってか、なんで同じクラスなのよ……
せめて教室が違えば姿を見る事もなかったのに……
今さらどうしようもない事に沈んでいると、
「神木〜」
「……はい」
ドキン−−
あの心地いい声だけにはちゃんと反応してしまう自分に、さらにブルーになる。
「呉林〜」
やっぱり今日は来なきゃよかった……
もう帰っちゃおうかな…?
「呉林……、呉林っ!」
………へっ!?
「は、はい!」
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