ギャップ的恋愛論
何だコイツ……
俺がペットボトルの水をがぶ飲みしてる間も、なぜか男はそこから立ち去ろうとしない。
なんか、うぜぇ……
半分まで一気飲みしたところで、また元のねぐらへと引き返そうと踵を返した。
「待って!」
「なんっすか……?」
ゆうに180はあるであろう長身の男が、俺の左肩を掴んでいる。
なんだコイツ、あっち系の趣味があるやつか……?
寝起きって事もあって、俺は思いっきり眉をひそめて見返した。
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