〈実話〉亡き父へ~ごめん。そして、有難う~
かける言葉が無く、
暫く立ちつくしていた。

信じられなかった。
まさか、あの父が…
小さい時、兄と私を軽々抱き上げてくれてた、父の姿はもう
何処にも無かった。
あぐらをかいた父の足に座った日。

広い肩を叩いて、大きな手から、お小遣を貰った日。

次々、私の頭の中を過ぎった…。


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