tears

日曜日


奈緒子の先輩たちと遊ぶ日がやって来た。
私は一応気合いを入れて、入念にメイクをする。


「梨奈~、もうすぐ家出ないと間に合わないんじゃないの~?」


お母さんが1階から呼び掛けてきて、時計をみるともう針は10時15分を指していた。


「うそっ、もうこんな時間!?ヤバい~」


私は慌てて財布と携帯などをかばんに詰め込んだ。
家から学校までは電車で30分ほどかかる。
私は急いで家を出て、駅へ向かった。




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