ぼくの 妹 姫
ずっと ずっと
考えてた わけじゃない
川の水を見て
急に思いついたんだ
だから その時
私は本当に死んじゃってたかも
あ、学校帰りに
アイス食べて帰ろう
そんな日常の思いつきと同じ軽いノリで
ふらっと ふわっと
宙を舞い
まだ少し薄暗い青い空を見て
夕暮れではなく
今は夜明けだと
確認するように
思いながら
川の底に ポチャンって
沈んでたかも
あの瞬間
あのタイミングで
お兄ちゃん
キミから電話なんか来なければ