私の恋愛模様。
「………っ。うん。
気付いたよ。今日の撮影のときに。
だって、キスしようとしたら、飛鳥の方見たもんな。
その後走っていった優空見て、そうなんだろうなって。」

ズキン

「嘉壱君。ごめんね。」

すると嘉壱君は私にキスをして、こう言った。

「もう、いいよ。
行きなよ、飛鳥の所に。」

涙が溢れてくる。

「ふっ。私、忘れない。
嘉壱君のこと。
すごく、大好きだったよ。
ありがとう。
好きになってくれて。
好きにさせてくれて。
本当にありがとう。」

忘れないよ

君と過ごした

キラキラの日々を

その想い出は私の中で
一生輝き続けるから――――――――

私は、走る。

あの人の所へ。
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