近すぎる距離
鈍感
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よく眠れなかったせいでぼーっとしたまま、出来たクマを隠すため化粧をいつもより念入りに施し玄関に向かったとこだった。
♪ピンポーン
「星菜〜おはよう!!早く朝練行こ〜。」
―――は??なんで凌が来てんの?
「・・・・。」
「星菜〜?何してんねん、早く行こうや。」
凌は玄関の前で立ち止まったあたしのかばんを持って歩きだす。
「う・・・うん。ごめんごめん。」