ヤンデレな君が好き
1 《秋になる頃》
夏休みにバイトと部活だけというのは、かなり淋しい過ごし方。
自分でもよく分かってる
彼氏居ない友達‥、さつきは別か?
まぁ忙しい日々は通り過ぎて行った訳で、今日から後期が始まるのです。
blogを更新して、ゆっくりしたい所だけど急いで制服に着替えてショートの髪の毛にワックスを付ける。
ショートだからって何もしないのは、さつきに怒られちゃうからね。
小さくため息をついて玄関のドアを開けた。
「おっはよー!」
「‥テンション高すぎ、ちょーうざいんだけど」
テンション高めの真緒は、いつもニコニコちゃんだ。
かわいい奴‥なのかな?
「怜、今日も部活?」
「基本的に学校始まったらあるでしょ?」
真緒は不服そうな顔をしながら変な歩き方してる。
「あ!もう学校着くよ!」「知ってるよー」
おバカな真緒と一緒に、教室へと向かった。