恋する月




ある日の夜、優璃は大智に呼ばれ、”美輝月公園〟という今まで一度も行った事のない、細道の奥にある公園に向かった。


「大智~」


「おぉ。優璃じゃん」


「どうしたの?急に」


「えっ!あぁ。あのさ・・・。」


「何??」


「お前に見せたいものがあって」


「??」


「空、見て」


「・・・」


優璃は無言になった。
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