ホスト 神
あれから一年経って、今ではどっちが部屋の主なのか分からなくなっている…。
この海岸線はあの話し合いの後、二人で黙ってドライブした道。
なんか…改めてこうやって二人きりになると、話す話題が何も浮かんでこない…何時もならくだらない話しを家で延々喋っているのに…やばい…どうしよう…。
沈黙が続けば続く程、シャンパンの泡のように俺の頭の中から話題が浮かんでは消えていく…。
俺は苦し紛れに、この間店に来た月矢のお客の事を話した。
そのお客は四十代前半の女性客で、月矢の中でも結構な上客…偶々その日は何かのパーティの帰りらしく、友達四人と[fly]に訪れた。来店時には既に真っ直ぐ歩けない程酔っぱらっていた。
来て直ぐは月矢に旦那と別れるから結婚してぇ〜などと絡んでいたのだが、その後すぐ寝てしまった…そして一時間後ぐらいに突如立ち上がり、「チェック!」(お会計)と言ってそのまま立ち尽くした。隣に座っていた月矢が、心配して大丈夫?と尋ねると…月矢の方に向き直り、月矢の顔面に…吐いた…。
この海岸線はあの話し合いの後、二人で黙ってドライブした道。
なんか…改めてこうやって二人きりになると、話す話題が何も浮かんでこない…何時もならくだらない話しを家で延々喋っているのに…やばい…どうしよう…。
沈黙が続けば続く程、シャンパンの泡のように俺の頭の中から話題が浮かんでは消えていく…。
俺は苦し紛れに、この間店に来た月矢のお客の事を話した。
そのお客は四十代前半の女性客で、月矢の中でも結構な上客…偶々その日は何かのパーティの帰りらしく、友達四人と[fly]に訪れた。来店時には既に真っ直ぐ歩けない程酔っぱらっていた。
来て直ぐは月矢に旦那と別れるから結婚してぇ〜などと絡んでいたのだが、その後すぐ寝てしまった…そして一時間後ぐらいに突如立ち上がり、「チェック!」(お会計)と言ってそのまま立ち尽くした。隣に座っていた月矢が、心配して大丈夫?と尋ねると…月矢の方に向き直り、月矢の顔面に…吐いた…。