ホスト 神
リビングには、テレビを点けっぱなしでソファの上で眠っている由美が居た。



俺は着ていたジャケットを脱いで由美にかけた。


「う〜ん………あ、おかえりぃ!」



「ごめん。起こしちゃったな!」



由美は俺のジャケットをそのまま羽織り、体を起こした。



「ううん!美月さんと龍一君は未だ意識が戻らないみたい…龍一君はそろそろ意識が戻らないと…危ないかもしれないって…。」



俺は、そうか…。と力無く頷いて部屋に行こうとした。



「いよいよ今日の夜からだねっ♪あの二人ならきっと大丈夫!だから神は今日からの勝負の事だけ考えてっ!私は応援には行けないけどさ。」
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