ホスト 神
俺は目の前に立っているハルさんに聞いた。



「ハルさん。さっき義人が持っていったピンドンはどういう意味なんですか?」



その瞬間ハルさんは片方の唇を上げて俺を見る。


まるで悪戯を楽しんでいる子供みたいな顔だ。



「あらぁ〜見ちゃった?見ちゃったかぁ〜!いやぁ〜参ったなぁ〜♪」



俺はジラされて少しムキになった。



「だから何なんですかっ!」



「あれ?あれはねぇ〜♪敵に塩を送るって言うだろ?そういう事だよ!」


俺はポカーンとしてハルさんに聞いた。



「たったそれだけの為にピンドンを[blue]なんかにやったんですか?」
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